太陽光発電の産業用と住宅用の違いは?

太陽光発電の産業用と住宅用の違いは?

2016年12月21日(水)11:22 AM
8552393014_6f5675f671_b

再生可能エネルギーとして注目されている太陽光発電システム。「設置したいけれど、住宅用と産業用は何が違うの?」と思ったことはありませんか。実はこの2つには、大きな違いがあります。こちらのページでは、太陽光発電の「産業用と住宅用の違い」メリット・デメリットをわかりやすくご説明しています。

太陽光発電の産業用と住宅用の違いとは?

産業用太陽光発電と住宅用太陽光発電には大きく分けて3つの違いがあります。

太陽電池モジュールの違い

まず、太陽光発電に使用する「太陽電池モジュール(太陽光パネル)」が違います。太陽電池モジュールが違う理由は、住宅と産業施設では設置環境が違うためです。一般的な住宅の場合は屋根に取り付けるなど設置場所のパターンが決まっています。一方で産業施設などの場合は、「風が強いビルの屋上」「潮風のふく沿岸地帯」「砂埃の激しい地帯」など環境が異なります。このように、住宅と産業施設では設置環境が違うため「住宅用」と「産業用」では異なる種類の太陽電池モジュールを使用します。

パワーコンディショナーの違い

太陽光発電モジュールで発電された電流は「直流電力」ですが、一般家庭やオフィスで使用される電流は「交流電力」です。そして、直流電力を交流電力に変換するのがパワーコンディショナー。住宅用と産業用では、パワーコンディショナーのパワーが違います。

一般家庭が一日に消費する電力量は平均12kW(※1)と言われています。そのため住宅用の場合は、1時間の発電電力が2~5kWh(キロワットアワー)のパワーコンディショナーが使用されます。一方、売電を目的に太陽光発電を設置する場合は、発電電力を多くするために発電量の多い10kWh以上のパワーコンディショナーを使用することもあります。

※1 家庭の省エネ徹底ガイド
http://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/pdf/katei_tettei.pdf

設置方法や設備の違い

一般的な住宅用の太陽光発電は住宅のタイプ別にキット化されています。そのため、設置方法に大きな違いがありません。一方で産業用の場合は設置場所や施設によって環境が違うため使用する設備はすべて特注です。

産業用と住宅用のメリット・デメリット

それでは、これから太陽光発電を設置する場合は産業用と住宅用のどちらが良いのでしょうか。ここからは具体的なメリットとデメリットを比較していきます。

 メリットデメリット
住宅用補助金が充実している。買い取り期間が10年
産業用発電量が多い補助金が少ない
 20年間、電力の全量買い取り 

ポイント1:補助金の違い

まず、住宅用の太陽光発電を設置する場合、国や市から補助金が出る可能性があります。例えば、つくば市では「太陽光発電システム+蓄電池に15万円の補助」などの取り組みを行っています。太陽光発電は設置にコストがかかってしまうため、このような補助金を利用すると費用を抑えられるのがうれしいポイントです。一方で、産業用の太陽光発電への補助金はあまりありません。

ポイント2:買い取り制度の違い

家庭用太陽光発電と産業用太陽光発電では、買い取り制度が異なります。太陽光発電を設置するメリットの一つは、発電した電力を電力会社に販売できるところです。

家庭用の太陽光発電の場合は、発電した電力をまずは家庭での消費に回します。そして、余った分の電力(余剰電力)を1キロワット当たり25円~33円の買取価額で売電することができます。また、電力会社は10年間、家庭からの電力買い取りを義務付けられています(※2)。

産業用太陽発電の場合は、発電した電力をすべて電力会社に販売することが可能です。産業用の場合、電力会社は20年間の電力買取を義務付けられています(※2)。買取価額は1キロワット当たり24円。電力を売ることを目的に太陽光発電を取り入れたい場合は、買取期間も長く発電した電力全てを販売できるため、産業用太陽光発電にメリットがあります。

(※2)買い取り義務が発生する期間や買い取り価額は、政府が現在見直しを行っているため変動する可能性があります。

まとめ

このように、住宅用太陽光発電と産業用太陽光発電には違いがあります。産業施設用に設置する場合はもちろん、家庭用も面積や環境によって設置すべき太陽電池が違います。一度設置してからは長くお付き合いすることになる太陽電池。設置する場合は、目的や環境に合わせて最適なものを選ぶのがポイントです。

瀧本電設工業株式会社は、茨城県を中心に活動している太陽光発電のプロ集団です。太陽電池について疑問や質問がある場合は、いつでもご相談ください。



«   |   »

Return to Top ▲Return to Top ▲